ED

149兆円の市場創出目指す経産省の産業ビジョン

2010/06/01 19:00

経済産業省は1日、インフラ輸出や環境・エネルギー産業など5分野に官民の力を結集し、2020年までに総額149兆円の新たな市場を生み出す目標を掲げた「産業構造ビジョン2010」をまとめ、産業構造審議会に提示した。政府の中長期的な成長戦略の柱に据え、予算の重点配分を通じ、産業競争力を高めることを目指す。戦略5分野は(1)原子力発電設備や鉄道などのインフラ関連産業(2)環境・エネルギー(3)医療・介護(4)ファッションなどの文化産業(5)ロボットなどの先端分野。こうした分野を強化し、計258万人の雇用を生み出す目標も掲げた。具体的には、次世代送電網「スマートグリッド」や電気自動車などの環境・エネルギー分野で23兆7千億円、インフラ産業で12兆3千億円規模の市場を拡大。雇用面では、医療や介護、健康、子育てサービスを育成し、113万4千人の雇用を増やすとした。ビジョンは「戦後成長の『成功の神話』からの脱却」を提唱。国際競争に勝つために、官と民や省庁間、国と地方の壁をこえた「戦略の構築と実施が不可欠」と訴えた。

【共同通信】