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大阪府、11年ぶり黒字転換08年度決算、百億プラス

2009/07/30 17:41

大阪府は30日、2008年度の普通会計の実質収支が119億円のプラスとなり、11年ぶりに黒字転換したとする決算見込みを公表した。08年度当初予算は、府の財政再建を掲げる橋下徹知事が就任直後だったことを受け、異例の4カ月の暫定予算としてスタート。職員組合との団体交渉が決裂したまま踏み切った人件費抑制などで黒字決算にこぎ着けた。財政課によると、歳入が2兆7085億円で前年度比2・5%減、歳出は2兆6856億円で2・8%減だった。歳入は景気後退で法人二税(事業税と府民税)が計432億円減少、府債返済のために積み立てている減債基金からの借り入れもしなかった。歳出は人件費が455億円減少。公共事業などの投資的経費も286億円減少と全体的に緊縮財政といえるが、医療や介護保険などの社会保障にかかる負担は70億円増と一定の配慮を示した形。財政課は「景気が厳しく、企業収益の落ち込みによる税収への影響も心配される。引き続き財政再建の取り組みを堅持したい」としている。総務省によると、歳入と歳出の差額から翌年度に繰り越す財源を除いた実質収支は、07年度の都道府県の普通会計決算で大阪府だけが赤字だった。

【共同通信】